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カンジダにはフルコナゾールが効く?

2019年07月27日
白いカプセルを持っている男性

膣カンジダ症はカンジダ菌という真菌によって炎症が起きている状態です。
この菌は健康な人の皮膚や粘膜などにも常在しています。
何らかの原因で膣内にカンジダ菌が異常に増えると膣カンジダ症となります。
この病気は一旦治癒してもホルモンバランスが崩れたり免疫力が低下したりすると再発する可能性が存在します。
体内の常在菌が原因となるため、女性ならば誰でも発症する可能性があります。
女性器の感染症では最も発症率が高い病気です。
10代から50代の女性のうち約5人に1人が発症するとされます。

健康な人であれば基本的に常在菌のバランスが保たれているので、カンジダ菌のみが異常増殖することはありません。
妊娠中などでホルモンバランスが変化したり、ストレスなどで免疫力が低下すると増殖します。
膣カンジダの治療には抗真菌薬のフルコナゾールが使用されます。
フルコナゾールはジフルカンとして販売されている他に、複数のジェネリック医薬品が市販されています。
カプセル剤やドライシロップ、注射液が存在します。

ジフルカンなどのフルコナゾールを含む医薬品は、カンジダ属やクリプトコッカス属による真菌血症や呼吸器真菌症などの治療薬として使用されます。
消化管や尿路の真菌症、真菌を原因とする髄膜炎にも効果的です。
造血幹細胞移植患者の深在性真菌症の予防にも効果があります。
カプセル剤はカンジダ属に起因する膣炎や外陰腟炎の治療薬として使用されます。
クリプトコッカス症は酵母様真菌の感染を原因とする人獣共通の感染症です。
人の他に犬や猫などにも感染します。

クリプトコッカス症になると鼻汁の排泄や鼻孔の肉芽腫が見られる他に、病原体が肺に移動して髄膜炎や脳炎が起こります。
髄膜炎の症状としては頭痛や発熱の他に人格変化や記憶障害などが見られます。
この病気は膣カンジダ症と同様に常在菌が増殖して起こります。
いずれも日和見感染症に分類されます。
フルコナゾールは膣カンジダ症だけでなく、クリプトコッカス症の治療にも効果的です。

ジフルカンの成分であるフルコナゾールは真菌を殺菌する効果があります。
真菌とはカビの仲間で、抵抗力が弱っている場合に消化管や肺などで異常増殖します。
ジフルカンの成分であるフルコナゾールは、細胞膜の合成を阻害して真菌を殺菌する効果があります。

カンジダ治療薬ジフルカンの服用方法

ジフルカンはカンジダ属やクリプトコッカス属の真菌に対して特に強い効果があります。
吸収性が優れており肺や髄液などに高い濃度で移動します。
ジフルカンは膣カンジダ症の治療薬として有効ですが、副作用が少ないという特徴があります。
ただし、妊娠中の場合や腎臓病、肝臓病などの場合には注意が必要です。
腎臓に問題のある人や高齢者の場合は薬の代謝が遅いため、用量を少なめにする必要があります。
妊娠中は服用できないので、現在妊娠していたり予定がある場合は医師に相談します。

腎臓病や肝臓病、心臓病などがある場合には服用することができますが、医師の指導を受ける必要があります。
睡眠薬のトリアゾラムは飲み合わせが禁止されています。
トリアゾラムとジフルカンを併用すると副作用が強まる可能性があります。
抗凝固薬のワルファリンを併用すると薬が効きすぎて出血するケースが見られます。
併用は禁止されていませんが飲み合わせには注意が必要です。
ジフルカンと飲み合わせが悪い医薬品にはトリアゾラムの他にエルゴタミンやピモジド、アスナプレビルなど様々なものがあります。

ジフルカンには飲み合わせに注意が必要となる様々な医薬品が存在します。
他の薬を服用している場合には、ジフルカンを服用する前に医師に相談すると安心です。
カンジダ症の治療にジフルカンを使用する場合、成人は50mgか100mgを1日1回経口服用します。
一方カンジダ属に起因する腟炎や外陰腟炎を治療するには150mgを1日1回服用します。
ジフルカンはカプセル剤で50mgと100mgのものがあります。

ジフルカンには発症する確率は稀ですが吐き気や腹痛、下痢、発疹などの軽い副作用が存在します。
その他にアナフィラキシーや皮膚障害など重篤な副作用も報告されています。
基本的に発症することは稀ですが、症状が現れた場合には医師への相談が必要です。

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